派遣社員は企業側の都合で雇用形態が異なるだけで、業務内容は正社員と変わらないことが多くあります。
また、派遣で働いていると担当範囲が限定されるため、その職種や業務については専門性を持っていると思われます。
どのような仕事をしてきて、その仕事の経験により、どのようなスキルを獲得したのか、具体的に説明できるようにしましょう。
働き方への偏見は仕事へのスタンスで打破
派遣社員として働いていると、働き方の偏見を持たれることがあります。
そのような偏見に対しては、前向きな自己PRで乗り越えましょう。
仕事への取り組みが受け身なのではないか?
派遣社員の場合、仕事への取り組みが受け身なのではないかと思われがちです。
与えられた指示内容をこなしていただけだと思われないためにも、担当業務について、業務の効率化や改善の提案、品質向上に向けた工夫など、仕事を主体的に進めていた経験があれば、アピールポイントとなりますので、詳細を記載しましょう。
成果を数値化して説明できると、なお良いです。
責任を負いたくないのではないか?
また派遣で働いていた方は、責任を負いたくないのでは?と思われることもありますので、もし責任ある仕事を任せられていたのであれば、業務内容や役割についても具体的に記載しましょう。
業務にどのように取り組んだのか、周囲からの評価はどうだったのか、なども併せて記載できると好印象を得られます。
残業をしたくないのではないか?
派遣で働いてる人は、残業したくないのでは?とか、プライベート重視なのでは?などと、企業から敬遠される場合もあります。
そのため、自己PR欄では、業務に対する前向きな姿勢や今後取り組みたいと思っていることなどを記載し、正社員として働く心構えがあることをアピールしましょう。
なぜ正社員を目指すのか、なぜ正社員で働きたいのか、正社員として働く意気込みをアピールすることを忘れないようにしましょう。
派遣先の羅列はNG。役割とスキルを具体的に見せる。
派遣社員として長く働いていた人の中には、数年ごとに派遣先が変わる人も多くいます。そのような人は、職務要約で自分の得意とする職種や業務をアピールするとわかりやすいです。
派遣先が何度か変わった人の場合、派遣先の職場を羅列しただけの職務経歴書を書いてしますことがありますが、採用担当者に見せる内容は、どの派遣先に行っていたかということではなく、その派遣先でどのような業務を行い、その中でどのような役割を担い、そこでどんなスキルを得たのかということです。
例えば、一つの職種を中心に働いてきたのであれば、時系列で記載し、スキルアップの過程がわかるようになっていると良いでしょう。
反対に、もし様々な職種を行ってきたのであれば、それぞれの職種で行っていた業務や役割をわかりやすく簡潔に記載して、採用担当者の目に留まるようにします。
それぞれの職種のポイントをおさえた職務経歴書が書けるかどうかがコツです。
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