転職で重要なテクニカルスキルとポータブルスキル。この2つのスキルが転職成功のコツ。


転職で必要とされるスキルは?

転職で必要とされるスキルには、大きく分けると「テクニカルスキル」と「ポータブルスキル」と呼ばれる2つのスキルがあります。

「テクニカルスキル」は専門的な知識や技術のスキルです。

「ポータブルスキル」は、「テクニカルスキル」の基礎になるもので、業界や職種が変わっても「持ち運びできるスキル」です。

テクニカルスキルとポータブルスキルについて、把握しておきましょう。

テクニカルスキルとは?

「テクニカルスキル」は専門的な知識や技術のスキルになります。

業務経験や職務経験など、応募書類に書きやすいものであるため、書類選考では重要視されるものです。

簿記やTOEIC、PCスキルなどが挙げられます。

技術系と事務系ではテクニカルスキルを最重要視。

技術系や事務系の職種の場合、専門的な知識や経験が業務に欠かせないため、テクニカルスキルは特に重要視されます。

最近ではさらに企業側が求めているテクニカルスキルは詳細化されています。

今までであれば、「決算の経験がある」という求人を出していた企業が、「決算の経験があり、英語力がある」などと募集条件を増やしたり、詳細に求めていたりするようになってきています。

特に事務系の職種では、その傾向が強くなっています。

異業界・異業種への転職はテクニカルスキルがリセット?

テクニカルスキルは業界や時代によって、求められるスキルが全く変わります。

10年前に持っていたテクニカルスキルが今も求められているかというとそうでもありません。マシンやシステムなどは、10年前と今とで大きく変わっていることもあるので、今通用するかどうかは微妙なものもあります。

異業界・異業種に転職する場合、テクニカルスキルがリセットされてしまうことがあります。20代の転職であれば採用の可能性はありますが、30代以降の人はリーダー候補の求人が多くなるため、テクニカルスキルがないときには、採用が厳しくなります。

テクニカルスキルがないと、大きなリスクがあることは認識しておきましょう。

ポータブルスキルとは?

「ポータブルスキル」は、業界や職種に依存しない「持ち運びできるスキル」です。

テクニカルスキルと異なり、面接のときに重要視されます。ただ、ポータブルスキルは主観的な判断になりがちなので、どれほどわかりやすく、客観的に伝えられるかが転職成功のコツです。

ポータブルスキルは「ヒューマンスキル」「セルフコントロール」「マネジメントスキル」に分けられます。

「ヒューマンスキル」とは対人関係に関わるスキルです。コミュニケーション力など、他者との関係を築くためのスキルですが、他のスキルの土台になるため、このスキルが欠けている人は、他のスキルがどれほど高くても転職は難しいかもしれません。

「セルフコントロール」は自分自身をマネジメントするスキルです。忍耐力や冒険力など仕事をするうえで、自分必要な

「マネジメントスキル」は仕事をマネジメントするスキルです。思考や行動など、仕事を遂行するうえで必要となります。

ポータブルスキルが転職成功のカギ。

転職では、同業界、同業種の経験者が有利です。

しかし、異業界、異業種からの転職でもポータブルスキルをアピールできれば、可能性は高くなります。

ポータブルスキルの中から、自分の持っているスキルを明確にしてみましょう。

もし自分のポータブルスキルが思いつかないなら、今までに行ってきた自分の業務での苦労した経験を思い出してみましょう。

苦労した経験があれば、その苦労を乗り越えたときに使ったスキルがあなたのポータブルスキルになります。

そのスキルが応募先企業でどのように活かせるのか考えてみましょう。

ポータブルスキル(持ち運びできるスキル)

ポータブルスキル(持ち運びできるスキル)には、どんなスキルがあるのでしょうか?

ヒューマンスキル(対人スキル)

・他社との関係を正しく良好に構築していくスキル

  1. 主張力:意見や考えを言う力
  2. 否定力:意見や提言を否定する力
  3. 説得力:人を納得させる力
  4. 統率力:集団を監督・指図する力
  5. 傾聴力:真剣に話を聞き理解する力
  6. 受容力:人の要求を聞き入れる力
  7. 支援力:人や集団をサポートする力
  8. 協調力:人や集団と力を合わせる力

セルフコントロールスキル(対自分)

・自分自身をマネジメントするスキル。

  1. 慎重力:注意深く行動する力
  2. 自制力:自分の欲求を抑える力
  3. 忍耐力:苦しみや怒りを耐える力
  4. 規律力:秩序通り事を進める力
  5. 冒険力:危険を恐れず行動する力
  6. 高揚力:自分のやる気を出す力
  7. 柔軟力:変化に対応する力
  8. 曖昧力:曖昧さを受け入れる力

タスクマネジメントスキル(対仕事)

・仕事を円満に遂行する上で必要な思考や行動のスキル。

  1. 持続力:一定状態を継続する力
  2. 推進力:物事を前に進める力
  3. 機動力:素早く状況に対応する力
  4. 創造力:考えを発想・発展させる力
  5. 瞬発力:集中的に力を発揮する力
  6. 変革力:物事を新しく変える力
  7. 確動力:確実に実行する力
  8. 分析力:物事の仕組みを解明する力

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