意外とわからないのが、自分自身のWILL(=自分のやりたいこと)です。
豊富なキャリアを積んでいても、自分自身のWILL(=自分のやりたいこと)を見つけられない人は多いです。
知識や情報を多く持っているために、自分にとって大切なものがわからなくなってしまうのです。
まずは、自分自身のWILL(=自分のやりたいこと)を見つけましょう。
自分のWILLを探すために、自分自身に質問する。
自分のWILL(=自分のやりたいこと)がよくわからない人は、いろいろな切り口で自分に質問してみましょう。
- 長期休暇が取れるとしたら、何をしたいか?
- 書店で見てしまうテーマは?
- 子どものころ夢中になったことは?
- 今までに一番時間とお金を使ったことは?
- 今までで一番楽しかったことは?
それぞれの質問は一問一答で終わらせるのではなく、掘り下げてみてください。
なぜそう思うのか、なぜ好きなのか、どんなところが好きなのか、というように、一つ一つの質問に対して、深く掘り下げていくことで、いくつかのキーワードが見つかるはずです。
それぞれに回答することで、モチベーションの源をたどってみましょう。
過去の自分自身に質問する。
今の自分では思いつかない場合でも、学生や子供のころまでさかのぼって考えてみれば、何か思いつくかもしれません。
子供のころの自分と今の自分では、あまりにも違いすぎていて、子どものころのことを参考にしても役に立たないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
子どものころに夢中になったことが、自分のWILL(=自分のやりたいこと)の一部になることもあります。
それぞれの質問に対する回答を一通り終えたら、全体を見て、共通するキーワードを拾い出してみましょう。
そのキーワードが、あなたにとってのWILL(=自分のやりたいこと)の素となります。
キーワードはいくつあってもいいので、それらのキーワードを素にして、どのようなこと(状況、環境)なら自分自身のモチベーションが上がるのか、興味を持てるのかを考えてみましょう。
「好きなことを仕事にするのは非現実的」という思い込みを捨てれば、あなたにとってのWILL(=自分のやりたいこと)の素はたくさん出てくるはずです。
第三者は、夢中になってるあなたを見ているかも。
自分で質問と回答を繰り返しても、なかなかWILL(=自分のやりたいこと)が見えてこなければ、家族や友人に自分のことを聞いてみるのも有効です。
自分が楽しそうにやっていたことは何か、夢中になっていたことは何か、などと尋ねてみましょう。
あなたが思っているよりも、周囲の人はあなたのことを見ています。
特に、子どものころのことなどは、家族に聞くと思い出してくれるはずです。
あなたが忘れていたことや意識していなかったことを答えてくれるかもしれません。
あなたが意識していなかったことは、あなたが気づかなかったWILL(=自分のやりたいこと)を見つける手助けになるでしょう。
他人のWILLに対し、自分がどう感じるかを確認する。
自分のWILL(=自分のやりたいこと)がなかなか見つけられなければ、他人のWILLを聞いてみるのも良いです。
機会を見つけて、同僚や友人などに質問項目などについて尋ねてみてください。
返ってきた回答に共感できるものも、違うと感じるものもあるでしょう。
色々な人と話をすることで、他の人の価値観や志向を知ることができますので、自分と比較して考えることで、自分のWILL(=自分のやりたいこと)に気づけるかもしれません。
仕事への満足と不満からWILLを見つける。
「不満の解消+満足の維持=理想の状態」と言えます。
これまでの仕事や経験や、会社に対する満足と不満だったことを整理してみましょう。
漠然とした満足や不満の原因を一歩突っ込んで探ることで、WILL(=自分のやりたいこと)を見つけられるかもしれません。
満足から得られるWILLは?
仕事をしている中で、楽しかったことは?うれしかったことは?
仕事で経験した喜びを探し、その喜びを多く得られる仕事は何か?と考えることで、理想の仕事を見つけることができます。
不満の原因を解消するWILLは?
仕事をしている中で、どんな不満がありますか?
その不満を解消することができれば、あなたにとって理想の状態に近づくことができるはずです。
将来のビジョン実現に向け、今手に入れたいものを探す。
過去や現在ではなく、未来の観点から見てみるのも良いでしょう。
どんな仕事をしたいのか、どんな人物になりたいのか、という将来像を思い描いたとき、将来像に近づくために今の自分に何が不足し、何が必要なのかを考えます。
不足している経験やスキル、必要な経験やスキルを身につけられる仕事を理想の仕事と考え、自分のWILL(=自分のやりたいこと)とするのも一つの方法です。
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