「本人希望記入欄」に書かれた条件が応募先企業の条件と合わない場合、よほど欲しい人材でない限り、企業は不採用の判断をします。
そのため、特にこだわりの条件や制約事項がないのなら、書く必要はありません。
他に、履歴書の各項目で書ききれなかったことを補足するのに使用します。
「本人希望記入欄」には、譲れない条件を書く。
欄があるから何か書かないといけない、とか、空欄にしておくのはいけない、などと思ってしまうかもしれませんが、履歴書の「本人希望記入欄」は、応募先企業に勤務するうえで譲れない条件を伝えるために記載します。
転勤はできればしたくないな、くらいの軽い考えの場合に、「転勤不可」と記載すると書類選考ではじかれてしまうことがあります。
そのようなことからも「この条件が満たされなければ、勤務はできない」という条件でない限り書くべきではありません。
もし本当に転勤ができない場合などは、「親の介護のため東京勤務を希望します」など具体的に書き添えておきましょう。
希望給与額を書く。
なお「希望給与額」などの記入欄があれば、何も書かないか「貴社規定に従います」と書いておくのが良いでしょう。
志望動機で具体的な職種を記載している場合には、整合性を意識して、「希望職種:○○職」と記載しましょう。
志望先の企業が複数の職種を募集していることもありますので、その場合には、採用担当者の仕分けのしやすさを考えて、「希望職種:○○職」などと記載します。
希望職種名は、求人票や求人広告に記載されている通りの名称で書くように注意です。
伝達したい事項を書く
履歴書の「本人希望記入欄」は、伝達事項を書くときも使用します。
例えば、連絡方法として、携帯電話の繋がりやすい時間帯を記載したり、自宅の電話番号よりも電話の携帯番号に優先的に連絡してほしい旨を書いておきます。
連絡先欄に書ききれなかった連絡を書くこともあります。
Eメールアドレス以外に、携帯電話のメールアドレスを書いておくのです。
また、現在働いている会社の業務都合で入社時期に制約がある場合には、その旨を記載しておくようにしましょう。
「現在担当しているプロジェクトが9月末に終了するので、御社への入社は10月1日以降を希望します」などと記載するとわかりやすいです。
履歴書の内容で補足したいことを書く。
本人希望記入欄には、仕事のブランクや気になる事項のフォローなどを記載することもできます。
ブランク期間の理由で説明できることがあれば、記載しておくと良いでしょう。
資格取得の勉強をして、実際に資格取得をした、とか、留学をしていた、とか、説明できる理由があれば記載することもできます。
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