面接対策をしっかりとしていたとしても、予期しない質問が来ることがあります。
そんなとき、言葉に詰まって沈黙してしまうのも、焦って適当なことを言ってしまうのも避けたいものです。焦りや沈黙は禁物です。
予期しない質問への対策として、とっさの対応について考えておきましょう。
質問の意味を確認し、一呼吸置く。
予期しない質問をされると言葉に詰まることがあります。焦れば焦るほど沈黙の時間が長くなり、気まずい雰囲気になってしまいます。
そこで質問の意味を正しく理解するためにも、会話にワンクッション置くという方法があります。
「その質問は、こう解釈すればよろしいでしょうか」などと質問の意図を確認することで沈黙も防げますし、冷静な対応ができる人という印象を与えることができます。
アピールのチャンスととらえる。
自分が弱みだと思っている点について意地悪な質問をされると、嫌われたのかと不安になり、感情的な受け答えをしてしまう人がいます。
しかし、確実に不採用になる人に対して、意地悪な質問はしません。企業としては、将来お客様になる可能性のある人に悪い印象を与えるメリットがないからです。
意地悪な質問は、あなたを試しているのです。
そう考えて、意地悪な質問はアピールのチャンスだと前向きにとらえて、感情的にならず、冷静に受け答えをしましょう。
嘘は見破られるもの。嘘をつくのはNG。
答えにくい質問をされたとき、自分に都合の悪いことを言わないことはあるかもしれませんが、その場しのぎの嘘をつくのはNGです。
人事など面接経験が豊富な人は、応募者が嘘をついているかどうか、表情やしぐさですぐにわかります。仮に最初は嘘がばれなくても、他の質問をされたときにばれてしまうことがあります。
慣れた面接担当者は、応募者の受け答えに違和感を感じます。すると、面接担当者は、そのあとで同じ質問を違う切り口で質問してみたりするのです。
その場しのぎの嘘をついていると、応募者は同じ回答ができないため、つじつまが合わなくなり、嘘がばれてしまい、信頼を失います。
正直に相手の目を見て話す。
また、正直に話をするときでも、面接担当者の目を見て話をしましょう。
目をそらして話をしたり、うつむいたまま話をしたりすると、後ろめたいことがあるではないか、自信がないのではないか、と疑問に思われてしまいます。
受け答えの内容がしっかりしていなくても、目を合わせてしっかりと話をすることができれば、コミュニケーションを取る意思がある人という印象を与えることができるので、それほどマイナスにはなりません。
意地悪な質問をされるのは、自分自身が招いている?
面接担当者は、応募者がマニュアル通りの回答をしたり、一般論を言ったりすると意地悪な質問をしたくなります。
意地悪な質問をすることで、応募者の素の部分を引き出そうとしたり、本当はどのように考えているのかということ探ろうとしているのです。
また、自信過剰で尊大な人やスキルや経験と本人とのギャップが大きい人などは、意地悪な質問をされやすいです。
つまり、意地悪な質問は、応募者側の対応に原因がある場合もあるのです。
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