面接のとき、初めから面接担当者が質問して、応募者が都度答えるやり方で経歴やキャリアを確認するケースもありますが、ほとんどの面接の場合には、最初に自己紹介を求められ、その後質問に入るケースになります。
自己紹介やキャリア説明では、自分のスキルや強みを簡潔に答えられるように準備しておきましょう。
自己紹介で面接の流れを作る。
実際、自己紹介は1分~2分で簡潔に、と言われているのに長々と自己紹介してしまう人もいます。
あまりに長い説明だと、面接担当者は冒頭から否定的な感情をもってしまいます。
特に異動回数が多い、転職回数が多いなど経歴が長い人は、過去から順番に話をしていき、時間切れとなってしまう失敗をしがちです。
指示された時間内で話をするのは、プレゼンテーションの基本です。
評価の分かれ目にもなるところですので、しっかりと対策を練っておきましょう。
自己紹介で気をつけたいポイント。
自己紹介では、すべての経歴を話す必要はありません。応募先企業の面接担当者が興味を持ちそうな経歴を簡潔にまとめ、強調して話をすれば良いです。
よほどのことがない限り、面接担当者は、あなたが強調した点に絞って質問をしてきます。あなたの想定している質問が出やすくなりますので、面接全体の流れを自分のペースに持っていくことができます。
ただし、強調する点は、応募先企業で求められている人材の要素と合っている必要があります。
くれぐれも強調するポイントを間違えないように注意です。
自己紹介で採用担当者が確認したいこと。
たまに「自己紹介をしてください」と言われて、「職務経歴書に書いてある通りです」などと答えてしまう人がいますが、回答としてはNGです。
面接の場で改めて説明を求めているのは、プレゼンテーション力やコミュニケーション力を確認したいからです。
書いてある内容を簡潔にわかりやすく説明できるか、時間内に説明できるか、などを確認しているのです。
キャリア説明は採用側の求める人物像に合わせた伝え方を
自己紹介のあと、「今までの仕事について教えてください」と説明を求められることもあります。話す内容は、応募先企業が求めている人材の要素となっているところです。
このときも、すべての経歴をだらだらと過去から順番に話をしないように気をつけましょう。
採用担当者は、あなたの職務経歴書を見ながら、「職務経歴書に書いてあるこの部分の経歴は自社と関係していそうだ。そこをくみ取って経歴の話をしてほしい」と思っているのです。
少し難しいかもしれませんが、採用担当者の思いをくみ取って経歴のアピールができれば、面接全体をさらに自分のペースに持っていきやすくなります。
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