就職活動のときに自己分析をして以来、ほとんどの人が自己分析をしたことがないのではないでしょうか。
就職活動をしていたときから比べると、社会人としてのスキルや経験を積んでいますので、強みや弱みなどもかなり変わっているはずです。
転職活動をするのであれば、あらためて、そして真剣に自己分析に取り組むことが大切です。
自己分析で本当の自分の居場所を見つける。
もし、最初の時点で自己分析をおろそかにすると、転職でどうしたいのか、という自分の軸が明確にならないまま転職活動をすることになりますので、自分に合わない企業を選んでしまうこともあり得ます。
その結果として、会社がイヤになり、また転職をすることになるかもしれません。
また、自己分析が足らないと、応募書類や面接で、あなたの強みや志望動機が応募先企業の面接担当者にうまく伝わらず、採用につながらない可能性もあります。
自己分析が不十分で表面的な志望動機では、熟練の面接担当者を納得させることはできません。
そんなことにならないためにも、一番最初に自己分析をしっかりとやっておくことが重要なのです。
テクニックで面接官を欺けても入社後の自分自身はだませない。
自己分析が不十分でも、内定をもらえることはあるかもしれません。
面接に慣れていない面接担当者の場合、面接テクニックを使って、相手の期待に沿うような回答ができれば、採用される可能性はあります。
ただし、相手の期待に沿う回答をするために、あなたができないことを「できる」と言ってしまったり、やりたくないことを「やってみたい」と言ってしまったりすると、困るのは自分自身です。
企業が好む人物像を演じたり、求められる役割や仕事を安易に引き受け内定をもらってしまうと、入社後には自分自身とのギャップで苦労することになります。
自分と違う人物像を演じ続けることや求められる役割や仕事をうまくこなせないことで、強いストレスを感じるようになるかもしれません。
企業側も期待した役割ができていなければ、あなたのことを期待外れだったと判断します。
お互いに不幸な結果になってしまいます。
そんなことにならないためにも、自己分析は大切なのです。
変化した自分の姿を認識することでぶれない軸にたどり着く
自己分析を行うことで、自分の経験やスキルを客観的に評価し、自分の価値観や軸となる考えを明確にできます。
それを応募先企業に過不足なく伝えることができ、それを企業が受け入れてくれれば、入社後のギャップもほとんどなく、ストレスも最小限に抑えられることでしょう。
転職成功のためには、自己分析は避けて通れません。
転職活動を始める前に、しっかりと自己分析をしましょう。
◆ 最新記事
- 退職が決まったら挨拶状を出すのが転職成功のコツ
- 企業が求めるのは「即戦力」。では「即戦力」とは「経験」や「知識」があればいいのでしょうか?
- 会社や仕事のバランスシートを作るのが、転職成功のコツ。
- 退職が決まったら、急いで引継ぎチェックリストを作りましょう。
- 転職先への入社後、人間関係で悩まないために気をつけること。