今の自分の経験やスキルを棚卸ししたときに、自信のあるCAN(=自分ができること)がないと考える人がいるかもしれません。
しかし、転職の武器になるCAN(=自分ができること)はこれからでも身につきます。
今の会社を利用して、価値のある経験を積むことで身につけることもできますので、今の自分には、どのような方法があるのか考えてみましょう。
資格取得よりも実務経験を積む方が有効。
転職活動でアピールできるCAN(=できること)を増やしたいとき、資格取得を目指す人は多いです。
しかし、採用選考では資格より実務経験が重要視されます。
もちろん資格取得の難易度が高い専門資格は評価されますが、一般的な資格では、資格を取得していても実務経験がない場合、まったく評価されないこともあります。
キャリアに関係が薄い資格取得を狙うより、今の職場で新しい経験を増やす方が有効です。
今の職場で経験を増やす
新規プロジェクトに参加する、自らプロジェクトを立ち上げる、会社に有益な手法の導入提案をする、若手の教育などを引き受けるなど、これまでとは異なる業務を積極的に行うことで自分の経験を増やすことができます。
または別の部門への異動や関連会社への出向など、人事部に打診するのもいいかもしれません。
出向先の規模によっては、同じ職種でも仕事の範囲が広がることもあります。
もしかしたら、新たな経験を積もうと活動したり、異動や出向などにより仕事の幅が広がったりすると、転職をする必要はなくなるかもしれません。
今の会社で仕事の幅を広げることで、あなたの会社での評価があがり、仕事が面白くなることもあるからです。
そのときは、転職活動で良い経験を得たと考えれば良いでしょう。
転職活動で有効なのは、英語力とIoTスキル。
「資格より実務経験が重要視されます」が、身につけておくことが無駄にならない資格やスキルもあります。
特に英語は有効です。
英語ができることで求人の選択肢は増えますし、実務経験の不足を英語力でカバーして採用になるケースもあります。
他にはPCやインターネットなどのIoT関連のスキルは持っていると評価が高いです。
エクセルを使いこなせれば、業務効率は上がりますし、パワーポイントを遣えればプレゼンテーションをするときに役立ちます。
また、現在、インターネットを使わない企業はありませんので、WEB関連の知識やスキルは大きなアピール材料になります。
また、メンタルケアやコーチングの知識などは、マネジメントを行ううえで活かせますので、マネジメント職への転職を考えている方にはオススメです。
もし教育受講を考えるのであれば、教育によっては国が教育費用の一部を負担してくれる「教育訓練給付制度」がありますので、利用できるかどうか確認してみるのが良いです。
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