わかりやすい職務経歴書を書くことが、転職成功のコツ。

職務経歴書には、職務経歴、スキル(活かせる経験・知識・能力)、自己PRを書くのが定番です。

職務経歴は、採用担当者が最も興味を持つ部分なので、過不足なく、わかりやすく書いてあることが最低限必要です。

スキル(活かせる経験・知識・能力)は、あなたの経験や能力の中で、応募先企業が必要とするもの、企業のニーズに合ったものを中心に書いていく必要があります。

最後に自己PRの項目を記述します。

職務経歴は、すっきり見やすく。

職務経歴の冒頭は「在職期間」、「会社名」、「従業員数」の基本情報に加え、上場か非上場か、事業概要、資本金、直近年度の売上高など、前職の概要を入れます。

事業規模が大きさで、業務経験の中身が異なります。リーダー経験だけで見ても異なりますし、役割や働き方も異なります。

それを考慮したうえで、誰に何をどのように活動していたかを書いていきます。

職務経歴の実績は数字でアピール。

さらに追加要素として、売上高やコスト削減などの数字を具体的に記載すればアピール度は増します。

同業種であれば、誰に何をどのように活動していたかを単純に書いても応募先企業に理解してもらえるかもしれませんが、他の業種の場合、個人の目標達成具合を見てもわからないかもしれません。

そのような場合には、目標の達成率など、客観的に見てもわかる数字で書きましょう。

キャリアが長い人の職務経歴はメリハリが大切。

異動回数や転職回数が多い人やキャリアが長い人は、自分が強くアピールしたい部分にはエピソードを添えることで内容に厚みを持たせ、一方、アピールしても仕方のない部分は簡潔に記述し、1行にとどめるなどのメリハリをつけることが大切です。

40代の人は社会人になりたての頃から詳細に書いていくと20年分くらいの膨大な量を書くことになります。

採用担当者が読みやすい職務経歴にするためには、新卒入社の部分は圧縮し、直近の経歴に厚みを持たせるなどの工夫も必要です。

スキルは応募先企業との接点を意識。

職務経歴書に書くときは、自分のスキルを思い出せる限り、詳細に書きだします。

その中から応募先企業で活かせるスキルを選び出し、アピールしたいしスキルから順番に書いていきます。

異業種への転職の場合には、たくさんのことを書いてしまい、本来のアピールポイントが埋もれてしまうことがあります。

書くスキルは3つ程度とし、それぞれのスキルは1つあたりの長さとして3行~4行くらいが目安に書けば良いでしょう。

自己PRは、職務経歴では伝えられない魅力をアピール。

自己PRの項目では、あなたがアピールしたい強みや伝えたいことを記述していきます。

職務経歴やスキルについての補足情報や追加情報を書いていきますが、職務経歴やスキルの項目で記述したことに厚みを持たせられるエピソードを織り込むと効果的です。

工夫したことや成果を上げたことなどを理解してほしい、と思うあまりに、冗長な文章になったり、自慢の羅列になったりしてしまうことがあります。

長い文章にならないように、簡潔に書くことに気をつけましょう。

自己PRのアピールも数字で。

アピールポイントとして、業務の中で工夫したこと、成果を上げたことを記載していきますが、採用担当者があなたの強みを理解して納得できるかどうか、は記述されている内容が、主観的か客観的かで分かれます。

主観的な記述だけではなく、そこに関連する数値を追記することで、客観的な記述になります。売上高や担当顧客数などのデータは職務経歴でも記載しますが、自己PRの項目でも同じように数値で表すことで、説得力が増すのです。

自己PRしたくても数字で表せない実績は、行動を具体的に。

数字で表せないアピールポイントとして、ヒューマンスキルがあります。仕事への取組み姿勢や目標達成意識の高さ、協調性、柔軟性、コミュニケーション力などです。

数字で表すことが難しいので、行動した内容を具体的に記述します。

「コミュニケーション力があります」と書かれていても、採用担当者はその言葉を単純に信じることはありません。それを裏付けるためにも、ビジネスを通じたエピソードが必要なのです。

コミュニケーション力があることをアピールしたいのであれば、どのようなところで、どのような相手に、どのようにしてコミュニケーション力を役立ててきたか、という具体的な記述をすることで、あなたがどのように働いていたかをイメージすることができます。

例えば「グループ内のコミュニケーションをアップした」というよりも「毎朝、グループ内ミーティングを実施し、業務で困っていることの共有と対策を確認した」という方が行動がわかりやすいです。

もし異業種などで、わかりづらいエピソードになりそうなら、説明などを添えた方が無難です。

自己PRを書くときのコツ

採用担当者が読んで、どのような印象を受けるのかという意識を持って、書きましょう。

他には、仕事へのこだわり、仕事への取組み姿勢などを具体的に記述しても良いでしょう。

  • ノウハウやスキルを活かして、
  • こんな行動をして、
  • このような結果を得て、
  • 新たなノウハウ・スキルを身につけた。

というサイクルを回していることが伝わると、自ら考えて行動し、さらにスキルをアップして成長していく人という印象を与えることができます。

応募先に提出する前に、友人や転職コンサルタントなどに読んでもらい、意見を聞くのがお勧めです。

職務経歴書を書くときの注意点

(ア) 抽象的・主観的な記述はしない。

(イ) おおげさな表現は、自意識過剰、自己中心的という印象を持たれるため注意する。

(ウ) 文章量は少なく。多いと読んでもらえない。

(エ) 経験をもとにして、次につなげる意欲を示す。

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