転職先で居心地が良いという人は50%です。残りの半分は転職先に不満を持っていることになります。
居心地が良いか悪いかは職場になじめているかどうかです。
職場になじめないと、あなたの本来の能力を発揮することができません。自分の能力を発揮するためには、自分が動くことも大切ですが、周囲の協力を得ることも大切です。
周囲の協力を得るためにも、現場との意識を合わせ、信頼を得られるように行動していくことが、転職成功のコツです。
転職先になじむために。
他業種に転職した結果、専門用語がわからずになじめない、という人がいます。
同じ業界であっても会社が異なれば、それぞれの社内用語があります。言葉がわからなければ、それはどういう意味なのか、と質問することも大切です。
わからないことを質問する人と、わからないことを質問をしないで黙っている人とでは、周囲の人たちの関わり方も変わってきます。謙虚で素直な姿勢があれば、周りの社員に受け入れられやすいです。
転職先の企業で歓迎され、本来の力を発揮するために、成果を焦らず環境を整えることを意識しましょう。
謙虚な姿勢で誰にでもあいさつできる
配属先の同僚は、あなたより年下だったとしても、その会社では先輩です。自分から率先してあいさつをしましょう。
自分の方が業界や職種の経験が長かったとしても、その会社のやり方を学ぶために、謙虚な姿勢で話を聞き、素直に受け入れることが大切です。
新卒社員と同様、素直な人は同僚から好感を持たれます。
転職のゴールは、転職先で自分の能力を発揮することです。それを実現するためには、転職先の職場に溶け込み、転職先の社員と良好な関係を作ることが必要です。
自分の担当範囲を限定せず、必要に応じて対応する。
最初から自分の担当範囲を絞ってしまうのはNGです。
それは自分の仕事ではない、それはやったことがないからできない、などと自分で自分の担当範囲を絞ってしまうと、周囲からは悪い印象を持たれます。優れたスキルを持っていても、雑用を文句も言わずにこなしていく人は周囲からの評価も上がります。
会社が変われば、やることも変わります。やったことがないなら、教えてもらいながら、積極的に取り組むようにしましょう。
前の会社を引きずらない。
前の会社の良かったところを頻繁に口にすると、同僚との間に壁を作ってしまうことになります。
あなたは無意識のうちに口にしているのかもしれませんが、同僚はバカにされたと感じることもあります。
前の会社のことは、あまり言わないように注意しましょう。
その会社のやり方を素直に受け入れたうえで、改善できるポイントを提案していく
社長や役員との面接で改革や改善を期待され、入社直後に自分なりに会社のためと思って、早々に改革に乗り出す人もいます。
しかし成果を急ぐあまり、周囲からの反対に遭い、改革が進まないということがよく起こります。以前の会社で実績を上げ、自分のやり方に自信を持っている人に多い失敗です。
そのような失敗をしないために、まずは職場に溶け込むことを優先しましょう。
会社の既存のやり方や慣習、会社の風土などを受け入れ、同僚とも人間関係を良好に築くことが最優先です。そのあと、一つ一つ改善策を行うのが望ましい進め方です。
社長や役員などの経営と現場では、改革への意識も違います。経営側には、現場の状況を確認するためにも、少し時間がかかることを事前に説明し、了解を得てからスタートするようにしましょう。
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