販売・サービス職で働いていた方が職務経歴書でアピールするときに気をつけること。

販売・サービス職を経験している人は、店舗マネジメント経験を中心に幅広いスキルを整理すると良いでしょう。

異業界、異業種でも活かせる経験やスキルは、自分が思っているより身についています。

販売やサービス職を経験している人は、自分の持っている経験やスキルが、どのように活かせるかに気づくことが大切です。

アピールできる職歴を書くことがコツ。

チェーン店などに勤務している場合、店舗の異動を書き連ねている人がいますが、書き方としてはNGです。

採用担当者が知りたいのは、そんなことではありません。

転勤や異動が多かった場合には、なるべくまとめて記述するようにしましょう。

店員から店長などのように、役割が変わった場合には、成長をアピールできますので、しっかりと書くことが大切です。

また営業職と同じように、売上などの実績は数字で説明できるように記述しておくことが必要です。

キャンペーンの企画や実施、アルバイトの教育などを書かない人もいますが、立派なキャリアなので、忘れずに記述するようにしましょう。

接客スキルをアピールするときに気をつけること

小売・外食などの業界で経験を積んだ方は、自分の強みとして真っ先に挙げるのが「接客スキル」です。

しかし、接客は対象の顧客層や商品サービスにより、いろいろなスタイルがあり、内容も全く異なりますので、それが明確に伝わるように記載することが必要です。

売上アップをアピールするときに気をつけること

また、店長として売上アップを達成した場合、単に売上金額を記載するのではなく、戦略策定から実行までのプロセスを簡潔に記載することが大切です。

取り扱う商品サービスが異なる業界であっても、戦略策定から実行のプロセスが大切なことは同じだからです。

異なる商品サービスでも、同じプロセスをふめば成果が出そうだ、と応募先企業の採用担当者がイメージできれば、好印象を与えることができます。

課題解決や創意工夫をアピールする。

外食・アパレルなどの店舗の場合、店舗のエリアや顧客の特性、店舗の規模などにより、課題は様々です。それぞれの課題解決のために行ったことはアピールポイントになります。

ディスプレイを変えた、広告を工夫した、イベントを行った、など近隣の競合店との差別化をするために工夫した点や、その結果として成果が出たのであれば、その成果も具体的に記載しましょう。

販売サービスから異業界、異職種を目指すなら共通スキルを把握。

販売サービスで経験を積んだ方が異業種・異職種に転職する場合、これまでのキャリアは評価されないと思いがちですが、他の職種と共通するスキルが多くあります。

計数管理

計数管理は、売上管理・コスト(原価)管理・利益率などの数字のとりまとめや経営状態を分析する業務になります。

店舗管理の業務の中には、店舗の売上やコスト(原価)、利益の管理もあります。

企業にとっては、売上とコスト(原価)の管理は重要な業務になるため、管理会計など経営に近い職種や、営業推進などで業績管理を行っている企業では役に立つスキルです。

マネジメントスキル

店舗管理の中で、社員やアルバイトなどスタッフのモチベーションを維持するためのマネージメントを行った経験があれば、リーダーや管理職としても活躍できる可能性があります。

先述の「計数管理」のスキルと合わせれば、経営に近い立場で仕事に関わることが可能です。

業務改善

店舗のオペレーションの見直しや改善を行って、効率化を図った経験やスキルは、どの企業でも有効です。

企業にとっては、売上拡大と業務効率化が重要な業務になっています。業務効率化がアピールできれば、ポイントが高いです。

市場観察・マーケティング

販売・サービスを行っている人は、現場での顧客の反応を見ることでマーケテイング力を得ています。

また、担当している店舗のエリア特性や顧客層の調査分析により、どのような販売戦略を行ったかという点でアピールできます。

企画立案・実行

「市場観察・マーケティング」での行った調査分析の結果を元に、販売促進キャンペーンなどを行っていれば、その企画から実行についてアピールできます。

さらに実行した成果がどうなったのかも説明できると効果的です。

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