採用担当者は、職歴にブランクはないか、キャリアは何年かというようなことを確認しながら、年号や年月に間違いがないか、誤字脱字がないか、ということを確認しています。
間違いや誤字脱字があると、重要な書類の見直しもせずに提出してきたのかと考え、あなたのことを丁寧さや正確さに欠けた性質であり、契約書などの重要な書類についても扱いが雑なのではないかと判断します。
書類も第一印象で判断されますので、くれぐれも注意が必要です。
履歴書を書くときのマナー
転職活動の選考においては、履歴書よりも職務経歴書の方が重視されるため、履歴書は応募者の年齢や学歴、職務年数などの基本情報をチェックするために使われます。
履歴書を書くときは、ビジネス文書として最低限のマナーを押さえておくことが大切です。
手書きで書いている場合、書き間違えたら修正液で修正するのではなく、履歴書を新しく書き直すのがマナーです。
マナーを守っていないと、最低限のビジネスマナーも知らない人と判断されてしまいます。
なお、履歴書は会社に提出する公式文書で、入社すれば退職するまで保管されるのが一般的です。そのため、ウソは絶対に書かないことです。
たとえば、転職回数が多いため、正直に書くと不利になりそうだと思っても、正直に書きましょう。転職回数が多いことなどは、健康保険や雇用保険の手続きなどをする際に、後から発覚する可能性が高いです。
履歴書は手書き？それともパソコン？
履歴書は手書きが常識と言われることがありますが、手書きにこだわる必要はありません。「手書きで」という指定がない限り、パソコンで作成しても、全く問題ありません。
大切なのは採用担当者が、読みやすいかどうかということです。正確な情報が書かれていて、見やすく理解しやすい内容になっていれば、良いのです。
ただ、採用担当者やキャリアコンサルタントに言わせると、手書きが望ましいのも確かです。手書きの方が、人柄や取り組み姿勢が伝わるからです。
履歴書を手書きで書くメリット
文字を書くことに自信がある人は、手書きの履歴書でアピールできるかもしれません。美しい文字から、丁寧さや真面目さが伝わることもあります。
例えば、履歴書を一枚一枚手書きで書くのは、時間もかかるし手間もかかる、とても大変なことです。それだけに丁寧に書いてある履歴書は、字の上手下手に関わらず誠実さが伝わります。
手書きの際、使用するペンは万年筆や細字のサインペンがオススメです。ボールペンは、ダマになったインクがこすれて、履歴書が汚れてしまうこともあるので、注意です。
なお、履歴書は正式文書ですので、インクは黒を使用しましょう。
また誤字や書き間違いを修正するのに修正液や修正テープを使用するのはNGです。誤字脱字や書き間違いをしたときには、最初から書き直しましょう。
履歴書をパソコンで作成するとき
一方、文字を書くことに自信がない人は、下書きをしたり、書き直したりする時間がかかるのであれば、パソコンで作成する方が良いでしょう。
最近は、仕事でもパソコンで文書作成をするのが当たり前なので、パソコンで作成することは問題ありません。
履歴書をパソコンで作成する場合、サイズはA4サイズにしましょう。
市販の履歴書と比べておかしくないように、通常の印刷用紙やコピー用紙ではなく、厚手の上質紙などを使うと良いです。
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