面接の流れは、大まかに次の順番となります。
- 入室
- 挨拶
- 着席
- 自己紹介
- 経歴キャリアやスキルの事実確認
- 転職理由・志望動機
- 応募者から企業への質問
- 退室
面接のやり方は、企業によっても変わりますし、状況によって順番が入れ替わることもあります。想定していない展開になったからといって焦ることなく、「面接担当者が何を知りたいのか」をつかむようにしましょう。
面接は、流れを把握しておくことが大切。
面接のおおまかな流れを把握しておきましょう。
順番が入れ替わっても面接での項目は変わりませんので、それぞれの項目でどのような質疑応答を行うのか、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。
戸惑ったときに、焦っておかしな発言をするよりも、「少し考えさせていただけますか」と断りを入れたうえで、頭の中を整理して、慎重に答える方が印象は良くなります。
入室
名前を呼ばれたら「はい」と返事をして立ちます。
面接担当者がいる部屋に入っていく場合、ノックをして「どうぞ」と言われてから、「失礼します」と声をかけ、ドアを開けて入室します。
入室してからドアを閉めますが、後ろ手で閉めるのはマナー違反なのでNGです。
先にあなたが入室していて、あとから面接担当者が入ってくる場合、部屋をノックされたら「はい」と返事をしましょう。
面接担当者が入ってきたら、立ち上がって挨拶をするのを忘れずに。
挨拶
部屋に入ったら、ドアの前で一度挨拶します。上半身を45度折り曲げるお辞儀をしてから、名前を名乗ります。併せて「本日は面接のお時間をとっていただき、ありがとうございます」と言葉を添えます。
元気よくあいさつすることで、「ちゃんとした人だ」という印象を与えることができるので、面接のスタートとして大切です。
提出書類がある場合には、このときに渡します。入室後すぐに「どうぞこちらへ」と声をかけられることもあります。その際には、椅子に近づいてから、提出書類を渡しましょう。
着席
入室後、面接担当者から「どうぞこちらへ」と声をかけられてから椅子に近づきます。「どうぞおかけください」と言われてから椅子に着席します。言われるまでは座りません。
大きなバッグやカバンは、足元の床か椅子の横に置きます。椅子の上には起きません。
着席後は椅子に寄りかからず、背もたれとの間に隙間を作るようにして、背筋を伸ばして座りましょう。座ったら手は膝の上に揃えて置きます。
自己紹介
「簡単に(1分程度で、3分程度で)自己紹介をしてください」と言われたら、これまでの経歴、経験した仕事内容、強み、スキルなどを簡潔に説明します。
「簡単に」と言われているのに、だらだらと長く話をするのはNGです。経歴が長い人は、面接担当者が興味を持ちそうな部分に絞って話をするように整理しましょう。
経歴キャリアやスキルの確認
自分の経歴やスキルを過不足なく伝えることが大切です。
自分のやってきたことを過小評価して説明すると採用に至らないかもしれません。反対に、過大評価して説明すると客観的に自分を見ることができない人という印象を与えます。
また入社後に実際に仕事を任されたとき、実力以上に期待されるため、入社後に自分が困ることになります。
転職理由・志望動機
転職理由を伝えるときは、不平不満ではなく前向きな姿勢を伝えます。志望動機は、事前に企業研究を行ったうえで、「なぜその会社を選んだのか」を説明できるように準備しましょう。
また転職理由と志望動機は一貫性を見られます。ストーリーには一貫性を持たせるように考えておくことが大切です。
応募者から企業への質問
最後に面接担当者から「何か質問はありますか?」と尋ねられます。そのときに「ありません」という答えでは、仕事への意欲が疑われるので、必ず質問しましょう。
ただし、インターネットで調べればわかることや見当違いの質問をしないように、事前にしっかりと準備しておきましょう。
退出
面接が終わったら、静かに立ち上がり、椅子の横で「本日はありがとうございました」とお礼の挨拶をします。面接後の挨拶があるかどうかで、面接担当者への印象が変わります。
荷物を持ってドアに向かい、ドアの前で面接担当者の方に向き直り、「失礼します」と言って一礼します。その後ドア開け、閉める前に再度一礼します。入るときと同様ドアを閉めるとき、後ろ手で閉めるのはNGです。
最後まで気を抜かないようにしましょう。
転職エージェントから紹介された仕事は面接で有利。
なお、転職エージェントの紹介で面接に行く場合、キャリアアドバイザーから応募先企業の情報を入手できることもあります。
面接担当者がどのような人か、面接の流れがどのように行われるのか、といったことから、応募先企業で必ず質問されることや注目されている選考ポイントなど、事前にわかると対策が立てやすいものもありますので、キャリアアドバイザーからのアドバイスは重要です。
模擬面接も行ってもらえますので、うまく活用しましょう。
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